理性よりも感情
もし「思考」を完全に「感情」と区別して考えたなら、魚座の思考というのは成り立たなくなってしまうかもしれません。
自分は完全に理性で考えていると思っていても100%客観的になるのは魚座にとってはかなり難しいことといえます。
なぜなら、全く感情を介さない思考が存在するということを理解するのがむずかしいからです。
魚座の場合、意見が異なる者同士が激論を戦わせても仲良くいられるという感覚があまりピンときません。
頭の中では想像できたとしても、もしそれを実行したならばどうしても気分的に割り切れないものが残ってしまうでしょう。
理性よりも感情が優位に立ちやすく、さらに思考に影響を及ぼしやすいのは魚座の特徴だといえます。
抽象的な考え方
理論を組み立てながら結果を導きだしたり、筋道たてて説明するというのは魚座はあまり得意ではありません。
論理や議論が苦手なのは、多くのことを直感的かつ主観的に理解しようとするからです。
たとえば抽象的なことを理解する場合、一般的には抽象的概念をわかりやすい理論に置き換えて理解しようとしますが、魚座は理論を飛び越して抽象的なまま感じ取ろうとするのです。
不思議なことにそれでも内容を理解できることがあり、なぜ分かるのか本人も分からないものです。
抽象的な考え方が得意な魚座は、自らも抽象的な表現を用いることが多いようです。
話をするのが上手な人であれば情感豊かな内容になりえますが、そうでない場合は支離滅裂に聞こえてしまうかもしれません。
結論がないことも・・・
人間がなにかを考える時には、話の筋道や一定の流れに沿って考えるものでしょう。
人によって考え方のクセがあるものの、普通はその人なりの思考回路が構築されているものです。
しかし魚座の場合、感情のクセは出てきたとしても思考回路はなかなか固定化されません。
それは思考が柔軟だということですが、感情によって変化しやすいとも言えるかもしれません。
思考回路が安定しにくいため、話し始めたものの結論がないまま話が終わったり、話が変わってしまうことも起こりがち。
本人の頭の中では筋が通っているのですが、それは本人以外には理解しにくいものかもしれません。